犬を飼いたい」と思った瞬間から犬探しが始まりますね。子犬はどの子もみんな可愛くて
「私をおうちに連れて行って!」とクリクリとした目で訴えているように思えてくると思います。
気持ちは十分にわかります!
でも、ちょっとだけ考えてください。
犬を室内で飼いますか?大型犬でも大丈夫ですか?毛が抜ける子でも大丈夫ですか?
毎日たっぷりお散歩にでかける時間はありますか?お留守番をさせる時間は?・・・などなど。
一度、ご自分のライフスタイルをみつめ、生活に負担のかからない犬種を選ぶことも
「HAPPYな犬暮らし」にはとても大切なことなんです。
犬を選ぶポイントをまとめてみましたので、参考にしてください。
■■■ライフスタイルを考えよう■■■
まずは、あなたやご家族のライフスタイルを考えながら、子犬選びをしてみましょう。
どんな犬種があなたの生活にあっているのでしょうか?
【一人暮らしの場合】 【共働きの場合】 一人暮らしの方や共働きのご家族の場合、多くの方が日中は留守にすることが多いと思います。 犬は決してお留守番が苦手ではありません。「一人きりにしてしまうのは、かわいそう・・・」と思うのは、人間的な考え方で、「日中はお留守番が当たり前」というライフスタイルであれば、ワンちゃんはそれを納得して過ごすこともできます。 逆に、犬にとってはたっぷりと休息や睡眠をとる時間もあって、悪いことばかりではないのです。 ただ、お留守番をさせた後には、かならず褒めてあげましょう。 「上手にお留守番ができた!」ことに対してたくさん褒めて、遊んであげることで、「飼い主さんが喜んでくれている」ということがワンちゃんに伝わります。そして「必ず帰ってくるよ」という安心感を与えるために、いっしょにいる時には、たっぷり愛情をかけることが必要です。 ■すべてのワンちゃんが留守番好きではありません。ワンちゃんの性格によって、お留守番の練習をする必要があります ■留守中のイタズラや事故を防ぐ為に、お留守番の時に日中過ごすスペースを決めましょう。 1つのお部屋で過ごす、又はサークルの中で過ごすなど、ルールを決めます。「ハウス」の練習も必要です。 ■飼い主さんの病気や、急な予定に備えて、ワンちゃんを預かってくれるところやお世話してくれる人を探しておきましょう。 近くのペットシッターさんや、ペットホテル、または友人など、いつでも頼めるように予定のない時から準備をしておくと安心です。 必要になってから、お世話してくれる方を探して、なかなかスムーズにいかないと飼い主さんもワンちゃんもつらい思いをします。 ▽1POINT▽ ●不慮の事故や留守中の怪我を防ぎ、不要にワンちゃんを叱らない為にも「ワンちゃん目線」の快適なお部屋作りをしましょう。 イタズラを防ぐために、留守中ワンちゃんが過ごすスペースを決めましょう。 1室をワンちゃん専用にしても良いですし、無理ならサークルを用意して、留守中はその中で過ごすようにすれば安心です。 また、ワンちゃんの過ごすスペースが決まったら、視線をワンちゃんの目線にして、スペースを見渡してみます。 お留守番の邪魔になりそうなものや、いたずらの原因になりそうなものは事前に排除してしまいましょう。 (イタズラの原因になりそうなもの:ティッシュケース・ゴミ箱・スリッパ・新聞紙・バッグ・観葉植物・フローリングマット など) <考えられる事故> ・電気コードをかじってしまったためにおきる「感電」 ・ゴミ箱をあさったり、お部屋にあったタオルやティッシュ、落ちていたボタンなどをを飲み込んでしまったためにおきる「誤飲事故」 ・畳に穴をほったり、カーテンを破ってしまったり、机の脚をかんでしまう「イタズラ」 ・リモコン、携帯電話などもワンちゃんにとっては「おもちゃ」にしか見えません。破壊されることもあります ・一般的にみられる観葉植物のなかにはワンちゃんに有害な植物もあります。誤って食べてしまって中毒を起こさないように注意! 【住まいの環境】 お住まいの状況でも犬選びは重要です。 お住まいがアパートであれ、マンションであれ、賃貸の場合は「賃貸契約のルール」に従わなくてはなりません。 「どうしても犬が飼いたいから、こっそり飼えばわからないだろう」などという安易な考えは論外です。 また、賃貸契約期間や転勤など引越しが必要になる方なども、次に動物OKの賃貸物件が探せるかどうかもわかりませんから 犬やネコを飼うことは控えたほうがよいでしょう。 安易な考えは、動物の将来と命に大きく関わる大問題になりかねません。 マンションなどの限られたスペースで大型犬を飼育することも、階下の方への迷惑や大きな鳴き声などが問題になりかねません。 また、近所にたっぷりと散歩をしたり犬と遊べる場所があるかどうかも、犬種選びに関係あります。 たくさんの運動が必要になる大型犬やボーダーコリーといったスポーツを好むワンちゃんは、アスファルトに覆われた都会向きな犬とはいえない でしょう。 一戸建てであっても、室内で飼うのか、屋外で飼うかで犬種は違います。 また、番犬向きな犬や愛玩犬ということでも目的が違ってきます。 お庭で飼う場合でも、ワンちゃんの過ごすスペースが道路に面していてストレスを感じないか、また近所の方を吠えてしまうということはないか、 日当たりはどうか、といったことを充分に考慮してワンちゃんの過ごす環境を整えてあげましょう。 お外で飼育するときは、換毛期の大量の抜け毛でご近所に迷惑をかけないようにする配慮も必要です。 |